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白内障や緑内障の治療を行う あい動物病院 | 金沢市

眼科診療medical info

白内障

水晶体にみられる混濁を白内障と呼びます。
白内障には様々な分類法があり、原因による分類としては『遺伝性・代謝性・外傷性・中毒性・放射性・加齢性』、進行具合による分類としては『初発・未熟・過熟・成熟』などと呼ばれ、その他にも発症年齢による分類や白内障発生部位による分類があり、その分類法の多さからしばしば飼い主様を困惑させてしまうことがあります。
白内障は眼が白くなり、視力が低下する病気と思われている飼い主様がほとんどだと思いますが、白内障は視力が低下するだけではなく、進行すると水晶体原生ブドウ膜炎と呼ばれる眼の炎症を引き起こして不快感を伴い、緑内障へと移行してしまう可能性があります。
白内障の最も有効な治療法は手術で混濁した水晶体成分を取り除くことであり、残念ながら現代医学では点眼での治癒は望めません。
白内障にも緊急性の高いもの(特に若齢での白内障)とそうでないものがあります。もし飼われている子が『白内障かもしれない』と思われましたら、ぜひ一度診察にいらしてください。

手術前の白内障眼    手術後の白内障眼













緑内障

緑内障は『視神経の変性を有し、眼圧を十分に下降させることによって、視神経障害を改善もしくは抑制し得る疾患』と定義されますが、一般的には『眼圧が上昇する病気』と捉えられていることが多い病気です(正確には眼圧上昇ではなく視神経変性が緑内障の特徴です)。
眼圧が上昇すると、大きな痛みを伴い元気・食欲の低下がみられ、嘔吐してしまう子も中にはいます。さらに高眼圧が続くと視力を失ってしまう恐ろしい病気です。
緑内障の治療は視力の有無によって異なります。視力を有する場合は、点眼薬を用いた治療を主体とし、場合によっては眼圧を維持するためのチューブを留置する手術(ゴニオインプラント挿入術)を行うこともあります。視力が無い場合でも、眼圧上昇による疼痛コントロールのために点眼薬を使用しますが、どうしても眼圧がコントロールできない場合は手術が必要となります。
視力が無い場合の手術には、以前は眼球摘出が行われていましたが、近年は義眼(眼窩内プロテーゼ)の手術により外観を損なわずに緑内障による苦痛・点眼管理の負担から解放してあげることができるようになりました。義眼といっても、自分の意志で義眼を動かすことができるので表情は残り、一般の人には義眼だとわからないレベルです。
緑内障の治療を希望される方は、一度ご相談ください。

義眼手術前の顔貌   両目義眼手術後の顔貌