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硝子体手術/網膜復位術


 硝子体手術とは、眼の奥にあるゼリー状の物質(硝子体)を切除する手術で、網膜剥離や硝子体出血・混濁の治療を目的として行われる手術です。
 近年、獣医療でも硝子体手術が行われるようになり、当院においても、ヒトの眼科医療で使用されている硝子体手術機器のコンステレーションビジョンシステム(アルコン)を動物病院では北陸で初めて導入しました。

網膜剥離とは

 網膜は眼内に入った光信号を、脳へと続く視神経に伝達する役割を持つ神経の膜で、眼球の内面を裏打ちするように存在しています。網膜剥離とは、網膜が眼球の内面から剥がれることをいい、剥離した範囲の広さに従って視力が低下・失明へと至る病気です。

硝子体手術の流れ

 まず、白内障の手術を行います。白内障が存在する場合、網膜をしっかり確認することが出来ず、手術が困難となるためです。また、動物では水晶体が厚く硝子体手術の妨げとなったり、術後に白内障を生じてしまったりするため、硝子体手術の前に白内障の手術をする必要があります。
 次に眼の中に器具を挿入するポート(穴)を作成し、眼内器具を用いて眼の奥にある硝子体と呼ばれるゼリー状の物質を取り除きます。その後、比重の重い液体(パーフルオロカーボン)を網膜上に展開し、その重さを利用して網膜を伸展させて元の位置にもどし、レーザーで剥がれない様に糊付けを行います。
 最後に、パーフルオロカーボンを比重の軽いシリコンオイルへと置換して手術を終えます。この最後に入れるシリコンオイルが、網膜が眼球内壁から再剥離しない様に網膜を支えてくれます。

術後合併症について

 合併症として眼内炎、角膜潰瘍、緑内障、シリコンオイルの前房への脱出、硝子体出血などがあります。また、網膜復位後の視力は網膜の残存能に依存するため、剥離の期間が長ければ、剥離前の視力と比較して復位後の視力は低下します。手術を希望される場合は病院にご相談下さい。


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第一種動物取扱業登録証
事業所の名称 あい動物病院
 事業所の所在地  石川県金沢市示野中町1丁目6番地
 登録に係る第一種動物取扱業の種別  保管
 動物取扱責任者の氏名  又田 崇史
 登録番号 第114B008号 
 登録の年月日  平成27年3月16日
 有効期間の末日  令和7年3月15日