本文へスキップ
石川県金沢市の『あい動物病院』です。
診療動物 犬・猫・ウサギ・飼育鳥・ハムスター・リス・チンチラ・モルモット・フェレット

往診・ご予約・お問い合わせはTEL.076-208-3559

〒920-0058 石川県金沢市示野中町1丁目6番地

<診療時間>午前8:30(受付は8:00から)〜12:00 午後15:00〜18:30 <休診日>水曜  

あい動物病院 | 金沢市 Home>光免疫誘導療法

ICG-Lipo を用いた光免疫誘導療法/次世代がん治療


 ICG修飾リポソーム(ICG-Lipo)を用いた光免疫誘導療法は、鳥取大学・千葉大学・飛鳥メディカル・東京医研・立山マシンによる産業連携コンソーシアムにより実施されている、動物臨床研究ですこの研究内容は、鳥取大学農学部動物臨床研究倫理委員会で審議を受け、獣医学的、倫理的に適切であり、かつ対象動物に対する動物愛護の精神が守られていることを条件に承認されたものです
 外科的に摘出が困難な症例、全身麻酔のリスクが高く手術に危険を伴う症例、あるいは他の治療法で治療効果が認められない症例を対象としています
 当院でも、外科および抗がん剤によって治療が困難な腫瘍症例に対する治療法として、この光免疫誘導療法を取り入れる事としました。治療を希望される方はご相談ください。

ICG修飾リポソームを用いた光免疫誘導療法とは

 インドシアニングリーン(ICG)とは、800nmの光を吸収して発熱や活性酸素を誘導する色素剤です。このICGをリポソームに結合させたものを、『ICG修飾リポソーム』と言います。リポソームは細胞膜の基本的な構成成分であるリン脂質からなる膜小胞です。
     

 腫瘍組織の中の血管内皮細胞は正常な血管内皮細胞に比べて、その整列が不均一であることが知られており、そのため、正常な血管内皮細胞間隙からは漏出しない粒子(20-200nm)でも、腫瘍組織の血管内皮細胞からは血管外に漏出します。これをEPR効果(Enhanced Permeability and Effect)と呼び、このEPR効果により血管内に投与したリポソームを腫瘍組織に集積させることが可能となります。      

 『ICG修飾リポソーム』に近赤外線を照射することで活性酸素が生じ、周囲の腫瘍細胞膜が破壊されます。破壊された腫瘍細胞膜の屑を免疫細胞が取り込むことで、免疫反応が促され、腫瘍に対して抑制的に働きます。これが『光免疫誘導療法』です。

 現在では、リポソーム内に抗がん剤等の種々の薬物を内包させることで、さらに抗がん作用を高めていますが、リポソームは腫瘍組織に効率よく集積されるため、抗がん剤の投与量は従来の1/10程度と少なく、副作用も従来の抗がん剤治療や放射線治療よりも極めて少ないものとなっています

 『ICG修飾リポソーム』を用いた光免疫誘導療法に関する動物臨床研究は2012年9月から開始され、最新のデータ(2015年10月〜2018年7月)として、主な腫瘍の成績およびアンケート結果が報告されています。

※著効:腫瘍が消失した症例。
 有効:腫瘍面積が20%以上減少した症例。
 安定:腫瘍の大きさが維持された(±20%以下)症例
 奏功率:(著効+有効)/症例数
 有効率:(著効+有効+安定)/症例数     





ヒトの医療における光免疫療法

 『光免疫療法』は20年以上前に渡米した、アメリカ国立研所の小林久隆氏によって開発された治療法であり、『がん細胞に特異的に結合する抗体と近赤外線を吸収する吸収体を接合した薬剤』をがん患者に投与し、抗体が腫瘍に集積したところで近赤外線を照射することで、がん細胞を破壊する治療法です。破壊された腫瘍細胞の屑は免疫細胞に取り込まれ、免疫反応が促され転移がんに対しても抑制的に働きます。
 現在、アメリカでは治験の第2フェーズまで終了しており、現在の適応は『再発頭頚部がん』のみですが、治験15例中の14例で30%以上の縮小がみられ、うち7例で完全奏功したと報告されています。
 この治療法は、2012年の一般教書演説でオバマ前大統領が取り上げるなど、『外科』『抗がん剤』『放射線治療』に次ぐ第4の治療法として現在注目されています。

治療の流れ

@ICG-Lipoを点滴
 点滴には1〜2時間ほどを要します。腫瘍組織に集積したICG-Lipoは3週間以上、残留します。

A光照射
 点適時より、光照射(10〜20分)を行います。ただし、肝臓癌では、点滴2日後から光照射を行います。全身麻酔は使用いたしません。以降、週最低3回のペースで光照射を繰り返します。

B結核菌抽出物の接種
 光免疫誘導療法は免疫療法を併用することで、その効果を高めることができます。2回目以降の光照射の際に、市販の結核菌抽出物(アンサー20:ゼリア新薬)を同時に摂取し、免疫療法も併せて行います。

C治療効果の判定
 治療開始3週間後に治療の効果判定を行います。

D治療の継続
 光免疫誘導療法によって獲得したがん免疫を保持するために継続的な治療が必要となります。上記@〜Cを1クールとし、以降これを継続して行うことが大切です。


スタッフ写真

clinic info.病院情報

あい動物病院

〒920-0058
石川県金沢市示野中町1丁目6番地
TEL.076-208-3559
→アクセス


診療時間





アイペットペット保険対応動物病院

ペットの森 - ペットの情報サイト  calooペット

第一種動物取扱業登録証
事業所の名称 あい動物病院
 事業所の所在地  石川県金沢市示野中町1丁目6番地
 登録に係る第一種動物取扱業の種別  保管
 動物取扱責任者の氏名  又田 崇史
 登録番号 第114B008号 
 登録の年月日  平成27年3月16日
 有効期間の末日  平成32年3月15日